思い出のロッド  D3フィールドスタッフ 前田洋一

ブラキストンもNEW 511Lが発売され、7ラインナップになり、
ボサ川から海のカラフトマスまでと幅広く活躍してくれている。
キャストからランディングまで全くストレスを感じさせないあたりはもう自分の体の一部のような存在だ。


先日、もう使うことはないと思われるロッドが並ぶスタンドを整理していると、
懐かしい1本のロッドが出てきた。

は昔、妻がまだ彼女だった頃にプレゼントしてくれたもので、
振り始めから、終わりまで本当に沢山のドラマを作りあげてくれた。

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このロッドを最初に曲げた魚はなんと十勝川のイトウ。
それほど大きなサイズではなかったが今でも忘れられない1本だ。

それからというもの、ずっと僕の右手となり頑張ってくれた。

数年前の春、超モンスター級と闘った時も
ネットに入りきらない魚体を最後の力を振り絞りなんとか浅瀬まで引っ張り上げてくれた。

見事に大役を果たし、その後すぐにこのロッドは引退。

ブランクの色は落ち、フェルールにはヒビ。
ガイドもグラグラで、常にセンターが合っていない。
アクションは、すでに購入時の張りはなく腰抜けの状態だ。

もう悲鳴が聞こえそうなくらい位、酷使していた。
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部品を交換すればまだ使えるのかもしれないが、
このロッドを直すことはないだろう。

これはこのままがいい。