釣り友達  【D3フィールドスタッフ 前田洋一】

僕には15年近く釣行を共にする友人がいる。
彼とはもう一つの共通の趣味である音楽を通じて知り合いすぐに意気投合し、
一緒にバンドを組み、ライブや釣りなど多くの時間を共有してきた。

でも、その彼はこの春に東京へ転勤することになった。

もともと転勤でこの地へやってきたので、
いつその日が来てもおかしくない状況だったようだけど、
じっさいにその時が来るとショックを受ける。

本人はもっとショックだろう。
田舎で生まれ育ったのだから、行きたいはずがない。

おそらく、しばらくはトラウトの顔が見れなくなるであろう彼が
「最後に大物を釣りたいな」
そう言ってきたので、それを2人でとりに行くことにした。

ただでさえシビアなこの時期に大物を狙うにはあまりにも時間が少なすぎるけれど
冷たい雨の降りしきるなか、早朝からお揃いのブラキストン706MLを手にスタート。

一日中キャストを続けた彼のロッドを最後に曲げたのは
彼の自己記録をはるかに超える大物。

よう
夢中でシャッターを切りながら、
「これで悔いなく東京に行ける」
と言った彼の笑顔は素晴らしかった。


僕に釣果は無かったけれど、
僕達にとっては最高の1日だった。



【D3フィールドスタッフ 前田洋一】



ホーム開幕! 【田代兼一】


鮭稚魚が賑やかになってきた本流筋に通いつめるも、いい釣果に恵まれない。
そこで痺れを切らして今期初のホームリバーへ行ってみることにした。

残雪もなく、時折 差し込む陽射しと風が心地よい。
ブラキストン503ULを手にセオリー通りにルアーを流すも、ササ濁りの河川からは生体反応がない。
しばし釣り上がるが、小さなブラウンに相手をしてもらっただけで第一区間を終えた。

車に戻り今度はロッドをブラキストン611Lに切り替え広範囲を探ることに。
パール系のミノーで対岸の淵や倒木周りを丹念に探っていくと黒い影が見えた。
リフト&フォールを断続的に織り交ぜ誘うと、黒い影は突然食いあげるようにミノーを強襲した。
慎重なファイトを心がけ浅瀬に誘導しランディングに成功。

kenn2016.jpg
久しぶりの引きに少し焦りつつも、粘り強く追従性抜群のブランクが徐々に気持ちを落ち着かせてくれた。
最高のスタートとロッドパフォーマンスに感謝です!!